お役立ち満載

サイボーグ父さんの『患者道』

第4回
患者の不安とセカンド・オピニオン

サイボーグ父さん(60代,会社員)です.
患者目線で,現在の高度な医療を体験して感じたことをお伝えしていきます.

ターミネーター,いやサイボーグ?

 ICDを入れるかもしれないことを妻が子供たちに話したところ,息子から
「ICDを入れるとお父さんはどうなるんだ? 大丈夫なのか」

 妻は医師からの説明をもとに
「いつ心室頻拍が起きても機械が自動的に止めてくれるから,突然死は防げるのよ」

 これに対して息子は
「突然死ななくなるのか.お父さんはターミネーターか.それともサイボーグになるのか」と感心?する.表現はともかく,父が体に機械を入れることに対し,子供たちがポジティブな面を見出しだのは,このころかもしれない.しかしその前に確認したいことがあった.最も切実は「手術費用」の問題だ.

(次回「患者自身がICDを選ぶ」に続く)