目指せ!看護師国試合格
- 581本目!
老年期の感覚変化で正しいのはどれか.
1 .聴力の低下は高音域から始まる.
2 .痛覚の閾値が下降する.
3 .明暗の変化に順応しやすくなる.
4 .においに敏感になる.
5 .最も鈍くなる味覚は甘味である.
- 解答1
【解説】
1 〇 加齢に伴う聴力の低下は2,000Hz以上の高音域から始まり,60歳を過ぎると日常会話レベルの聴力も低下してくる.
2 × 痛覚の閾値が上昇し,感覚が鈍くなる.
3 × 加齢に伴う水晶体の弾性の減弱,毛様体筋の萎縮により,視覚における調節力が低下する.そのため,明暗に対する順応力も低下する.
4 × 高齢者では,嗅覚の閾値が上昇して,においを識別しにくくなる.その結果,食品の腐敗臭に気づかず口にしてしまう,などの事故につながる場合もある.
5 × 味蕾の数の減少などから,味覚は鈍化する.個人差はあるが,塩味に対する感覚が最も鈍くなり,濃い味を好むようになる.