目指せ!看護師国試合格

必修予想問題 1000本ノック!

217本目!

Aさん(85歳,男性)は1人暮らしで判断能力が不十分である. 4親等以内の親族はいない.
訪問看護事業所におけるAさんの情報管理で適切なのはどれか.
1.成年後見人にAさんの訪問看護計画を説明する.
2.地域の民生委員にAさんの経済状況を知らせる.
3.Aさんの訪問記録を電子メールに添付して援助者間で共有する.
4.新たなサービスの利用を検討する他の利用者にAさんのケアプランを見せる.

解答1

【解説】

1人暮らしで判断能力が不十分であり,4親等以内の親族がいないAさんの訪問看護事業所における情報管理で適切なのは,成年後見人にAさんの訪問看護計画を説明することである.成年後見人は,成年後見制度に基づき,判断能力が不十分な人の代わりに法定権利を担う.本人の代わりに,必要な契約の締結や,財産の管理を行う.民生委員は,住民の生活状態を必要に応じ適切に把握しておく必要はあるが,すでに訪問看護サービスが提供されるAさんの経済状況を知らせる必要はない.Aさんの訪問記録の内容について援助者間では,ケア会議で共有することはあるが,電子メールは誤送信などがあり,情報漏洩につながりやすいため使用しない.他の利用者にAさんのケアプランを見せることは個人情報の漏洩に該当するため行わない.