目指せ!看護師国試合格
- 667本目!
プロラクチンを分泌するのはどれか.
1 .下垂体前葉
2 .甲状腺
3 .膵島
4 .腎臓
5 .精巣
- 解答1
【解説】
1 〇 プロラクチン(乳腺刺激ホルモン)は乳腺に作用し,乳汁産生を促す.分泌するのは下垂体前葉である.下垂体前葉からは,ほかに副腎皮質刺激ホルモン(ACTH),甲状腺刺激ホルモン(TSH),黄体形成ホルモン(LH),卵胞刺激ホルモン(FSH),成長ホルモン(GH)が分泌される.
2 × 甲状腺はおもに瀘胞細胞と傍瀘胞細胞からなり,瀘胞細胞からはサイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)が,傍瀘胞細胞からはカルシトニンが分泌される.また,副甲状腺からはパラソルモン(PTH,上皮小体ホルモン)が分泌される.
3 × 膵島はA・B・D細胞の3種類の細胞によって構成されている.A細胞からグルカゴンが,B細胞からインスリンが,D細胞からソマトスタチンが分泌される.糖代謝の調節で重要な働きをもつのはインスリンとグルカゴンである.
4 × 腎臓の尿細管間質細胞からはエリスロポエチンが分泌される.エリスロポエチンは骨髄での赤血球生産を促進する働きがある.
5 × 精巣のライディッヒ細胞からはテストステロンが分泌される.