目指せ!看護師国試合格
- 827本目!
肝細胞癌の原因で最も多いのはどれか。
1 .HAV
2 .HCV
3 .HPV
4 .MRSA
- 解答2
【解説】
1 ×:HAVはA型肝炎ウイルスである.おもに生カキや井戸水を介して経口感染し,急性肝炎を生じさせる.慢性化することはなく,肝細胞癌の原因にはならない.
2 ○:HCVはC型肝炎ウイルスである.おもに血液感染であり,慢性肝炎を生じさせる.肝硬変や肝細胞癌に進行するリスクがある.
3 ×:HPVはヒトパピローマウイルスである.接触感染や産道感染であり,子宮頸癌の原因となりうる.
4 ×:MRSAはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌である.全身の臓器で化膿性炎症を起こすほか,肺炎や髄膜炎なども起こす.感染経路は接触感染が基本だが,鼻腔や咽頭にも存在するため,飛沫感染にも注意しなければならない.