目指せ!看護師国試合格

必修予想問題 1000本ノック!

249本目!

大腸内視鏡検査で1cm大のポリープが3個診断され,入院して内視鏡的ポリープ切除術が行われた.
Aさんは,病室に戻ってから腹部膨満感と軽度の腹痛とを訴えたが,鎮静薬で傾眠状態である.
予測される状態はどれか.
1.脱水     3.イレウス
2.鼓腸     4.腹水貯留

解答2

【解説】

内視鏡検査は,管腔内を空にして空気を送りながら照明して行われる.検査後の腹部膨満感や軽度の腹痛は, 排ガスが不十分であったために鼓腸を起こしていると考えられる.強い腹痛を訴える場合は,腸管穿孔が考 えられるので注意する.口渇を訴え,皮膚の張りの低下がみられる場合は,洗腸剤による脱水を疑う.イレ ウスは開腹術後合併症である.腹水貯留は肝硬変や癌性腹膜炎などでみられる.大腸ポリープの切除術後に 急激に発症することは考えにくい.