目指せ!看護師国試合格

必修予想問題 1000本ノック!

289本目!

静脈内採血の穿刺時の皮膚に対する針の適切な刺入角度はどれか.
1.15~20度
2.35~40度
3.55~60度
4.75~80度

解答1

【解説】

採血針の切り口(刃面,ベベル)を上に向けて,血管の走行に合わせ15~20度の角度で血管内に刺入する.刺入角度が小さすぎると皮下組織を損傷し,静脈に達するまでに時間を要して,被採血者の苦痛を長引かせる恐れがある.また,静脈に達しない可能性もある.刺入角度が大きすぎると,静脈に到達する距離が短いために静脈を貫通する恐れがある.筋肉注射は,皮膚に対して45~90度の角度で刺入し,皮下注射は,皮膚に対して10~30度の角度で刺入する.血管の走行に沿って3mm程度刺入して,針が血管に入ったら,針の角度を下げて皮膚とほぼ平行にして,さらに3~4mm進めて固定する.採血が終わったら駆血帯を外し,消毒綿で刺入部を軽く押さえながら静かに針を抜く.刺入部位は5分以上圧迫し,止血する.