目指せ!看護師国試合格
- 332本目!
加齢に伴う血管壁の硬化による血圧への影響はどれか.
1.収縮期血圧は上昇し,拡張期血圧は低下する.
2.収縮期血圧は低下し,拡張期血圧は上昇する.
3.収縮期血圧も拡張期血圧も上昇する.
4.収縮期血圧も拡張期血圧も低下する.
- 解答1
【解説】
加齢とともに動脈硬化が進展して血管の壁の弾力が失われるため,高齢者では,収縮期血圧が高く,拡張期血圧が低くなる傾向がある.収縮期と拡張期の血圧の差である脈圧の増大は,動脈硬化のサインである.高齢者の高血圧では,収縮期血圧の上昇と脈圧の増大が心血管病のリスクとして重視される.収縮期血圧が低下し,拡張期血圧が上昇するのは末梢での動脈硬化の進行が疑われる.30歳代から50歳代にみられる高血圧では収縮期血圧と拡張期血圧の両方が上昇する.出血による低容量性ショックでは,収縮期血圧と拡張期血圧の両方が低下する.