目指せ!看護師国試合格
- 74本目!
降圧作用があるのはどれか.
1 .カルシウム拮抗薬
2 .アドレナリン
3 .抗コリン作動薬
4 .スルホニル尿素薬
5 .ワルファリン
- 解答1
【解説】
1 〇 カルシウム拮抗薬は,血管平滑筋の収縮をもたらすカルシウムイオンの細胞内への流入を阻害し,血管を拡張させて血圧を低下させる降圧作用がある.グレープフルーツと一緒に服用すると,薬剤の血中濃度が上昇して血圧低下作用が増強される場合がある.
2 × アドレナリンは交感神経を興奮させて心筋の収縮力を高めて昇圧作用を示す.交感神経の興奮は,腎血流を低下させ,血圧上昇ホルモンのレニンの分泌を促す.
3 × 抗コリン作動薬は,副交感神経抑制作用を有し,心拍数増加,腺分泌抑制,散瞳,平滑筋の緊張低下などの作用がある.
4 × スルホニル尿素(SU)薬はインスリンの分泌を促進させ,血糖降下作用を示す.
5 × ワルファリンは肝臓で血液凝固第Ⅱ因子プロトロンビンの合成を阻害し,抗凝固作用を示す.