目指せ!看護師国試合格
- 262本目!
遺伝性疾患において男児に発症頻度の高い遺伝形式はどれか.
1.伴性劣性遺伝
2.伴性優性遺伝
3.常染色体劣性遺伝
4.常染色体優性遺伝
- 解答1
【解説】
男児に発症頻度の高い遺伝形式は,伴性劣性遺伝である.伴性劣性遺伝病(X連鎖劣性遺伝病)は,原因遺伝子が性染色体のX染色体に存在するものである.男性はX染色体を一つしかもたないため,劣性遺伝でありながらヘテロ(病的遺伝子が1つのみ)で発症してしまう.伴性優性遺伝では,異常遺伝子がある男児はほとんど死亡してしまうため,女児に多くなる.常染色体劣性遺伝や常染色体優性遺伝は,男児・女児ともに同じ確率で発症する.