目指せ!看護師国試合格
- 280本目!
在宅で訪問看護師が行う要介護者の入浴に関する援助で適切なのはどれか.
1.入浴前後に水分摂取を促す.
2.浴室の換気は入浴直前に行う.
3.浴槽に入っている聞に更衣の準備をする.
4.入浴前の身体状態の観察を家族に依頼する.
- 解答1
【解説】
在宅療養者への清潔ケアは,療養者の清潔習慣や本人の意向を尊重しながら検討する必要がある.高齢者や要介護者は自発的な水分摂取が困難になるため,脱水に注意しなければならない.入浴は発汗を伴い,脱水発症のリスクがある.在宅で訪問看護師が要介護者の入浴を行う場合には,入浴前後に水分摂取を促す必要がある.気温が低い場合に,浴室の換気を入浴直前に行うと,浴室の気温が低くなって身体が冷えてしまい,湯に入ったときの温度差でヒートショックを起こすリスクがある.浴槽に入っている間は溺水のリスクがあるため,そばを離れない.入浴前に更衣の準備をする.入浴前の身体状態の観察は,訪問看護師が注意深く行う.