目指せ!看護師国試合格
- 284本目!
上部消化管造影検査を受ける患者への説明で適切なのはどれか.
1.検査前24時間は絶飲食である.
2.発泡剤は検査1時間前に内服する.
3.検査後は緩下薬を服用する.
4.検査後の白色便は異常である.
- 解答3
【解説】
上部消化管造影検査では,上部消化管内を空にしておくため,検査前日の夕食後21時以降は絶飲食となる.胃液の分泌を抑えるために,検査前に抗コリン作動薬が筋肉内注射される.検査台に上がってから発泡剤を服用し,続いて造影剤を服用する.造影剤のバリウムは,腸内で硬化しやすいため,検査後は緩下剤を服用し,水分を多めに摂ってバリウムの排泄を促す必要がある.検査後には,白色のバリウム便が排泄されるのが正常である.通常は検査終了後1時間より飲食可能である.腹痛が強い場合はただちに連絡するように指導する.