目指せ!看護師国試合格
- 300本目!
Aさんは要介護2で在宅療養をしている.仙骨部に2cm×3cmの水疱を形成した.この1週間,臥床していることが多くなり,食事摂取量も減ってきている.
訪問看護師がAさんの家族に行う提案として適切なのはどれか.
1.体圧分散マットの使用
2.膀胱留置カテーテルの留置
3.夜間の2時間ごとの体位変換
4.訪問介護への褥瘡処置の依頼
- 解答1
【解説】
仙骨部に2cm×3cmの水疱が形成されているのは褥瘡深達度Ⅱ度である.体圧分散マットを使用して除圧を行うことを提案する.尿や便による汚染により褥瘡が悪化する危険性があるため,汚染されないようにドレッシング材で覆い,おむつ交換を頻繁に行う.膀胱留置カテーテルは逆行性感染のリスクがある.在宅の場合,夜間2時間ごとの体位変換は家族の睡眠時間を減らして負担となる.褥瘡処置は医療行為であり,介護福祉士は行わない.