目指せ!看護師国試合格
- 315本目!
排卵のある正常な月経周期で正しいのはどれか.
1.黄体は形成後1週間で萎縮する.
2.エストロゲンの作用で子宮内膜が分泌期になる.
3.発育した卵胞の顆粒膜細胞からプロゲステロンが分泌される.
4.エストロゲンのポジティブフィードバックによって黄体形成ホルモンの分泌が増加する.
- 解答4
【解説】
性周期では,卵胞が卵胞刺激ホルモン(FSH)により発育をはじめる.発育した卵胞の顆粒膜細胞からエストロゲン (卵胞ホルモン)分泌される.エストロゲンによって子宮内膜が増殖期となる.卵胞が成熟し,エストロゲンの分泌量が増加してピークとなると,エストロゲンのポジティブフィードバックによって黄体形成ホルモン(LH)の分泌が増加し,排卵が起こる.ポジティブフィードバックとは,体内のある変化が新たな変化を誘発することである.ネガティブフィードバックは体内に変化が起こると元に戻そうとする反応が起こることで,恒常性の維持に関与する.排卵後,卵胞は黄体に変化しエストロゲンとプロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌する.受精が成立しないと,黄体は形成後約2週間で萎縮し白体になり,ホルモンを分泌しなくなる.