目指せ!看護師国試合格
- 325本目!
自力での摂取が困難な成人患者の食事介助で適切なのはどれか.
1.水分の少ない食べ物を準備する.
2.時間をかけずに次々と食物を口に入れる.
3.患者に食事内容が見える位置に食器を配置する.
4.患者の下顎が上がるよう高い位置からスプーンを操作する.
- 解答3
【解説】
自力での摂取が困難な成人患者の食事介助では,食欲を増進するための援助と,誤嚥防止の援助が必要である.食事内容が見えるように食器を配置するなどで,食事内容に関心をもたせると,食欲を喚起する効果が期待できる.水分の少ない食べ物は,誤嚥のリスクが高まる.誤嚥予防には,水分が多く食塊を形成しやすい食べ物を準備し,水分摂取の援助も積極的に行う.誤嚥予防のため,時間がかかっても嚥下したのを確認しながら一口ずつ食物を口に入れる.下顎が上がると誤嚥しやすいため,スプーンは口腔内に水平に入れ,水平か斜め上方に引き抜く.