目指せ!看護師国試合格

必修予想問題 1000本ノック!

346本目!

更年期女性のホルモン補充療法によってリスクが低くなるのはどれか.
1.乳癌
2.骨粗鬆症
3.子宮体癌
4.静脈血栓症

解答2

【解説】

更年期には,卵巣機能の低下に伴いエストロゲンの分泌が減少するために,更年期障害とよばれる症状,骨密度の低下による骨粗鬆症,脂質異常症とそれに伴う高血圧,動脈硬化,血栓症のリスクが高くなる.エストロゲンを補うホルモン補充療法によって,これらのリスクが低くなる.乳癌や子宮体癌はホルモン依存性の癌であるためエストロゲンの補充でリスクが上昇する.エストロゲンは肝代謝時に凝固因子産生を促進するため,わずかに静脈血栓塞栓症のリスクを増加させることが知られている.