【解説】

1 × ワルファリンは，出血している患者のほか，重篤な肝機能障害・腎機能障害の患者，妊婦や妊娠している可能性のある女性には禁忌である．

2 × 抗血小板薬であるアスピリンは，消化性潰瘍に禁忌である．潰瘍からの出血を促進するためである．

3 〇 アトロピンは抗コリン作用を有する．前立腺肥大症には，抗コリン作用のある薬剤が禁忌である．抗コリン薬には，膀胱の排出力を弱め，尿道を細く収縮させ，尿の排出を悪化させる作用がある．アトロピンは緑内障にも禁忌である．

4 × インスリンは低血糖症状に禁忌である．