【解説】

1 × 洞性頻脈ではPP間隔の短縮がみられ，規則的な頻脈となる．

2 〇 致死的不整脈の心室細動である．心停止の原因となる．発見したらただちに助けを呼び，ドクターコール，AEDの準備をし，胸骨圧迫を開始する．

3 × 心房粗動ではP波が消失し，F波が出現する．早めに洞調律に戻す必要がある．洞調律とは，洞結節での刺激が心房→房室結節→房室結節→心室へ伝わり，一定のリズムを刻んでいる状態である．

4 × I度房室ブロックではPQ時間の延長がみられる．P波とQRS波は正常である．