目指せ!看護師国試合格
- 636本目!
患者誤認のリスクが高いのはどれか.
1 .申し送り時に,軽度難聴のある患者情報について伝達した.
2 .患者にフルネームを名乗らせ,指示書と一致していることを確認した.
3 .夜勤の出勤時に同姓同名の患者情報を確認,把握した.
4 .複数の患者に対して点滴ボトルを順次接続していった.
- 解答4
【解説】
1 × 視覚・聴覚障害や認知機能障害など,コミュニケーションエラーの可能性がある患者については,申し送り時に伝達しておく.
2 × 高齢者や難聴患者は,自分の氏名を呼ばれたと感じると,あいまいであっても返事をしてしまうことが多い.必ずフルネームを名乗らせ,それを指示書や電子カルテなど正しいフルネーム情報が記載されているものと一致させることが必要である.ID番号が登録されたリストバンドなどの使用ができれば,より望ましい.
3 × 日勤帯と異なり,夜勤帯では患者の転床や入退院に関する情報の共有が不足となることがある.夜勤出勤時,とくに同姓同名の患者については注意して確認する必要がある.
4 〇 複数の患者に対して同時進行で同種の処置を行うと,患者誤認のリスクが高まり,取り違えなどが生じる危険がある.