目指せ!看護師国試合格
- 809本目!
中途身体障害とその受容過程について適切なのはどれか。
1 .適応の段階になれば専門家の援助は必要ない。
2 .すべての人が同様の過程をたどり適応の段階に行き着く。
3 .障害発生直後のショック期は、現実をみつめる時期である。
4 .受容過程の例にコーン, N. のモデルがある。
- 解答4
【解説】
1 ×:適応の段階では,多くの場合,必要な情報を自分から積極的に求めようとするが,さらに専門的な情報を提供する必要がある.
2 ×:患者は個々のパーソナリティによって差異があるので,必ずしも同じ過程をたどるとはいえない.
3 ×:障害発生直後のショック期は,衝撃を受けている段階であり,患者は自分の状況を理解できず,現実をみつめることが難しいといえる.
4 ○:障害の受容過程のモデルとしては,コーン(Cohn, N.)をはじめ,フィンク(Fink,S. L.),ハーマン(Herman, J. L.)や上田らの理論が用いられる.コーンの理論では,①ショック,②回復への期待,③悲嘆,④防衛,⑤適応の5段階があるとされる.