目指せ!看護師国試合格

必修予想問題 1000本ノック!

321本目!

乳児期の運動の発達の順番で正しいのはどれか.

1 .首の据わり→寝返り→はいはい→お座り→つかまり立ち

2 .はいはい→首の据わり→寝返り→お座り→つかまり立ち

3 .寝返り→首の据わり→はいはい→つかまり立ち→お座り

4 .首の据わり→寝返り→お座り→はいはい→つかまり立ち

解答4

【解説】

頭から足へ向かうという発達の法則に従って,まず首が据わって寝返りができるようになり,腰が据わってお座りができるようになる.はいはいはお座りの状態を立つことにつなげる動作である.はいはいをすることで,つかまり立ちができるようになる.

320本目!

シックハウス症候群の原因となるのはどれか.

1 .光化学オキシダント

2 .二酸化硫黄

3 .トリハロメタン

4 .ホルムアルデヒド

5 .アスベスト

解答4

【解説】

1 × 光化学オキシダントは,大気中の窒素酸化物や炭化水素が太陽の紫外線を受けて化学反応を起こし発生する汚染物質で,光化学スモッグの原因となる.

2 × 二酸化硫黄は,呼吸器に悪影響を及ぼし,四日市ぜんそくなどの公害病の原因物質である.

3 × トリハロメタンは,水道水原水を浄水場で消毒するために使用される塩素と,原水中の有機物が反応して生成される消毒副生成物の一種で,一部のトリハロメタンには発癌性の疑いがあるといわれている.

4 〇 ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因となる.シックハウス症候群は,住居内での空気汚染に由来するさまざまな健康障害の総称で,改正建築基準法により対策についての規定が設けられている.

5 × アスベストはじん肺や悪性中皮腫の原因となる.

319本目!

低体温に対する反応で体熱の産生を促進するのはどれか.

1 .汗腺の活性化

2 .骨格筋の収縮

3 .立毛筋の弛緩

4 .皮膚血管の拡張

解答2

【解説】

1 × 低体温時には発汗は抑制され,体温を維持しようとする働きが起こる.

2 〇 低体温では骨格筋に不随意な運動(戦慄,ふるえ)が生じ,筋収縮により熱産生を促す.

3 × 寒冷時には立毛筋の収縮(鳥肌)を観察することがあるが,ヒトの場合は熱放散抑制の効果はほとんどないに等しい.

4 × 交感神経の緊張により,アドレナリンや甲状腺ホルモンなどが分泌され,体細胞の代謝を促進することで,皮膚血管は収縮する.

318本目!

精子形成を促進するのはどれか.

1 .ヒト絨毛性ゴナドトロピン

2 .卵胞刺激ホルモン

3 .成長ホルモン

4 .バソプレシン

解答2

【解説】

1 × ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)は,胎盤から分泌される性腺刺激ホルモンである.黄体に作用して退化を防ぎ,妊娠を維持する.

2 〇 卵胞刺激ホルモンは,下垂体前葉から分泌される性腺刺激ホルモンの一つ(もう一つは黄体形成ホルモン)である.女性では卵胞の発育を促し,男性では精子形成を促進する.

3 × 成長ホルモンは代謝にかかわるホルモンであり,小児の身体の成長を促進したり,血糖値を上昇させたりする作用をもつ.

4 × バソプレシンは下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンである.脱水や高ナトリウム血症で血液が高浸透圧になると分泌が促進される.

317本目!

右中葉の体位ドレナージはどれか.

 

1000本ノック317本目図

解答4

【解説】

1 × この体位は上中葉前部のドレナージ.

2 × この体位は左側肺底部のドレナージ.

3 × この体位は上葉のドレナージ.

4 〇 この体位は右中葉のドレナージ.体位ドレナージは,重力の作用で痰喀出を促す方法である.ターゲットとする肺葉の気管支が垂直になるような体位をとることが基本である.痰の貯留部位が上方になるような体位を5~15分ほど保持して,痰を中枢に移動させる.

316本目!

看護過程のアセスメントで行われるのはどれか.

1 .優先度の決定

2 .目標の設定

3 .情報の分析

4 .問題の明確化

5 .達成度の評価

解答3

【解説】

1 × 看護過程は一般に,「1・アセスメント」,「2.看護診断」,「3・計画立案」,「4・実施」,「5・評価」のプロセスで循環的に行われる.優先度の決定は,計画立案のなかで,看護診断によって明らかになった患者の問題が複数ある場合にアプローチの順位を決めるものである.

2 × 目標の設定は,計画立案のなかで,看護診断によって明らかになった患者の問題ごとに到達目標を定めるものである.

3 〇 アセスメントは,看護診断のために必要な情報を収集,確認・再収集,整理,解釈・分析する過程である.

4 × 問題の明確化は,アセスメントの結果から解決すべき問題を明らかにする過程で,看護診断と同義で用いられる.

5 × 期待された成果に到達できたかどうかを評価する段階で,ケア実施後の過程である.

315本目!

成長・発達の原則で正しいのはどれか.

1 .身体の末梢側から中枢側に向かって発達する.

2 .複雑なものから単純なものへと発達する.

3 .臨界期に問題が起こると永久的な機能障害につながりやすい.

4 .常に連続的であり,一定のペースで進行する.

解答3

【解説】

1 × 身体の中枢側から末梢側に向けて発達していく.

2 × 単純なものから複雑なものへ発達していく.

3 〇 ある器官や機能の成長・発達に決定的に重要な時期を,臨界期という.臨界期に問題が生じると,永久的な欠陥や機能障害を生じることがある.

4 × 成長・発達は連続的に進むが,発達段階により急激に進む時期と緩やかな時期があり,ペースは一定していない.

314本目!

国民皆保険制度で正しいのはどれか.

1 .世界共通の制度である.

2 .財源は国と地方自治体が全額負担している.

3 .原則として全国民が公的医療保険に加入する制度である.

4 .医療法改正により制度が確立された.

解答3

【解説】

1 × たとえば米国には国民皆保険制度がなく,無保険者は約5,000万人に及ぶとされる.

2 × 日本の国民皆保険制度は,国民健康保険・被用者保険の保険料と,国・地方自治体の公費と,患者自身が医療機関で支払う自己負担額によって成り立っている.

3 〇 原則として全国民が,被用者を対象とした被用者保険,自営業者や無職者を対象とした国民健康保険に加入する.これを前提に,75歳以上の後期高齢者には後期高齢者医療制度が適用される.

4 × 1961年に国民健康保険法が改正され,国民皆保険制度が確立された.

313本目!

看護師のボディメカニクスで正しいのはどれか.

1 .重心線は支持基底面の利き腕側におく.

2 .足と床との間の摩擦力を小さくする.

3 .重心を患者の重心から離すほうが安定する.

4 .両下肢を開いて支持基底面を広くする.

解答4

【解説】

1 × 重心線は支持基底面内(中心)を通るようにすると安定する.

2 × 摩擦力が小さいと滑りやすいため,足と床の間の摩擦力は大きいほうがよい.逆に患者をベッド上で移動する際などは摩擦力が小さいほうがよい.

3 × 看護師自身の重心を患者の重心に近づけるほうが,力を効率よく使うことができる.

4 〇 支持基底面を広くとると看護師の身体が安定する.広くとるため両足は左右・前後に開き,重心の位置を低くする.両足を開いて立つと身体の重心も移動しやすい.

312本目!

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌〈MRSA〉に有効な薬はどれか.

1 .アシクロビル

2 .ストレプトマイシン硫酸塩

3 .バンコマイシン塩酸塩

4 .ベンジルペニシリンカリウム

解答3

【解説】

1 × アシクロビルは抗ウイルス薬の一つで,単純ヘルペスウイルス,水痘-帯状疱疹ウイルスに有効である.

2 × ストレプトマイシン硫酸塩は,アミノグリコシド系の抗菌薬で,グラム陰性菌や結核菌に有効である.

3 〇 バンコマイシン塩酸塩はメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症の治療薬の一つである.ほかに,MRSA感染症の治療薬としてアルベカシン硫酸塩がある.

4 × ベンジルペニシリンカリウムはペニシリン系の抗菌薬で,グラム陽性菌に有効である.