お役立ち満載
サイボーグ父さんの『患者道』
- 第7回
- 看護師をてこずらせた手術後24時間安静
サイボーグ父さん(60代,会社員)です.
患者目線で,現在の高度な医療を体験して感じたことをお伝えしていきます.
一瞬の作動テスト
植え込み手術から1週間後の作動テストには3人のドクターが立ち会った.例によって体に電極やコードなどを15分程度で装着.点滴から麻酔薬が入ったのか,いつの間にか意識がなくなり,目覚めると,医師が
「はい,無事に終了しました.きちんと作動しましたのでご安心ください」
といつもの淡々とした説明.体には作動したという実感,ショックが残ることもなく,普通に目が覚めたという感じ.本当に作動したのか,こちらはいまひとつピンとこない.
しかしこれで,いつ心室頻拍が再発しても,AEDや救急車のお世話になることもなく,止めてくれるはず.だが体に機械を埋め込んでの「サイボーグ父さん」としての生活,仕事は実際にはどうなるのだろうか.
(次回「退院と仕事への復帰~手続きの山,スマホの恐怖」に続く)
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