お役立ち満載

サイボーグ父さんの『患者道』

第1回
心室頻拍の再発

サイボーグ父さん(60代,会社員)です.
患者目線で,現在の高度な医療を体験して感じたことをお伝えしていきます.

再び「カテーテル・アブレーション」?

 前回のときは,「カテーテル・アブレーション」で病巣を焼いた.「カテーテル・アブレーション」とは心臓病に対する先端的な治療法のひとつ.胸を切開して処置をするのではなく,主に太ももの付け根の動脈に「カテーテル」と呼ばれる細い管を挿入.動脈内を伝って心臓の内部にまで伸ばし,心臓内壁の病巣部分をカテーテルの先端に取り付けた電極から高周波電流を流すことで焼き,治療するというもの.

 「前とは違う場所から心室頻拍が起きている」とすると,再びカテーテル・アブレーションをするのか.しかし,再発したということは,前回カテーテル・アブレーションをしても,サイボーグ父さんの場合は,完治はしなかったということか…….

(続く)